ツルツルマウスはいやだ(Logitech M905系マウスの話)

塗装がつるつるなマウスは、指が貼り付くから嫌いなんですよ。
マウスは梨地であるべきですよ。1990年代のマイクロソフトなすびマウスみたいな。
最低でもつや消しマット塗装。とにかく、つるつるマウスはダメなんですよ!
(※個人の感想です)

ここ1年愛用していた、マット塗装のロジテック(ロジクール)M905が壊れてしまった。
壊れたといっても、ときどきチャタリングするようになってしまった程度なのだが、その程度といっても、チャタリングはむかつく症状である。

M905のいいところは、

  • 塗装がマットである点
  • ワイヤレスだけど小型で重量バランスがまずまずで思ったとおり動く点
  • ホイールがいい。円盤状でなく円筒状で触っていても指に食い込まない(私は常時中指をホイールに置いている)、回すと(あまり感触こそ良くないものの)クリック感がある(フリーホイールにしての高速スクロール機能は私は全く使っていない)。また、クリック感があるモードにしておいても、ホイール地雷現象(回してからしばらくしてから1ノッチ追加で回転判定がかかってしまい、ユーザーの意図せざるタイミングでスクロールが発生してユーザーの怒りブチギレを誘発する現象)がほぼ皆無なのが非常によろしい。
    ただし、ロジテックのこのタイプのホイールは、ホイール押し込みはクリックホイール/フリーホイール切り替えラッチ機構になっていて、中央ボタン機能にはなっていない。しかし中央ボタン機能を無くしてしまう勇気はなかったようで、ホイールの下にあるボタンがその代わりの中央ボタンである。中央ボタンを使ったことがない私でも「こんなの押せってか。バカにしてるんじゃないのか?」と思ってしまう。マウス持ち替えるか指を不自然に曲げないと押せないじゃん、こんなとこ。というわけで、中央ボタンを使う人には向かないだろうな。
  • (ちょっとだけ放置した状態からの)スリープからの復帰があまり気にならない時間である点。ロジテックのマラソンマウスっていう3年電池が持つと称するワイヤレスマウスは、スリープからの復帰が遅くてイラっとする、という評判のようだ。
    まあそのかわり、M905は全然電池が持たないのだが・・・。毎日、朝から晩まで仕事に使用していると、2週間程度で交換が必要になる。だからエネループ運用は必須である。公称電池寿命は最大4ヶ月なのだが、どんな測定条件だ。ロジクールに問い合わせたら「測定条件は非公表です」と言われたよ。それじゃなんの参考にもならねえ。

で、チャタリングが起きてしまった話に戻ると、
M905は3年保証をうたっている製品なので、ロジクールに連絡したところ「M905は生産終了で交換品もない。M905rに交換していいか?」とのこと。(ロジテック(日本のロジクール)は日本においては製品の修理は行わず、故障については交換対応になることを明言している)
M905rっていうのにモデルチェンジしてたのか。どれどれ・・・と見てみたらツルツルじゃねーか。なんだよ、ひでえな・・・。

という状況なので、現在ロジクールのサポートと交渉中なのですが、その間しょうがなく別のマウスを使っているのですが、これがツルツルなのです。
そこで、一計を案じて・・・

テーピング用のテープを、指を置くところに、超テキトーに貼ってみた。

・・・意外とイケるな、これ・・・汚れたら貼り替えりゃいいしな・・・ふむ・・・つるつるマウスを売る大手メーカーはこんな感じでもっとイケてるスキン、用意してくれないかな。
でもこのマウスのホイールはM905みたいな円筒状ホイールと比べると指に食い込むからやっぱり嫌いなんだけどね。

後記。その後M905はロジクールに返金対応してもらうことになった。そして、近所の家電屋に行ってみたら、運良く箱痛み処分品のM905が残っていたのでそれを買ってきて使用しています。

2014/09 後記。2台目のM905もチャタリングするようになってしまった。M905rもその後継のM905tも(M905rとtはパッケージを換えただけ??)チャタリング起こすらしいし、ほんとボタンの耐久性は、ダメだなこのシリーズ。
でもそれ以外の点では非常に気に入ってるんだよなあ・・・
しょうがないので、つるつるな点には目をつぶって・1~2年後に交換してもらうことを覚悟して、M905tを買うか・・・。

2017/07 後記。2015/12 に、形状はM905シリーズとほとんど同じで、乾電池式から内蔵充電池式に変わった、MX1500 MX Anywhere2 を購入した。形状こそそっくりだが、話によるとスイッチが変更されているらしい。毎日使っているが、1年半以上、チャタリングは起きていない。
(注:私は左右ボタンとホイールのみ使っており、その他のボタンについてはわかりません)
MX1500 は、ホイールの形状が変更されていて(中央にミゾが入った)、当初は戸惑ったが、今では慣れてしまった。

2021/03 後記。MX Anywhere2 を5年ほど使っていたが、チャタリングは起きず問題なく使えていた。しかしそろそろ次を用意しておいたほうがよいかと思い、MX Anywhere3 が出たのでそれを購入してみたが、これが個人的には失敗だった。充電端子がUSB-Cになったのはいいのだが…。

  • マウスの側面がすべすべした(シリコーン?)素材になり、なんと横方向にいくつもスジが入ったデザインになってしまった(2/2Sまではポリゴン状のデザインで、横スジではなかった)。このせいでマウスを保持する親指が横スベリしてマウスがずれてしまう。なんでこんなデザインにしたのか小一時間問い詰めたい。
  • ホイールのモードがメカ切り替えからMagSpeedという電磁的切り替えになりラチェットモードのクリック感の強弱までもが設定可能になりカッコいいのだが、モードを「ラチェット」固定にしておけば速く回してもラチェットモードのままなんだろうと思って買ったのだが、実際は惰性でホイールが回り続けてしまい実質フリースピンに切り替わったような動作をしてしまう。すごく不満。
  • ラチェット音が耳障りな音質
  • ホイールについにラバーがなくなり全金属ホイールとなった(冷たさを心配したけどまあこれは慣れた)

我慢できずに処分してしまい、MX Anywhere2S を買い直して使っている。
MX Anywhere2S は、MX Anywhere2 と比較してずいぶん電池が持つようになった。しかし、sleepする頻度がちょっと多いようで、すこしイラッとすることはある。
→その後、MX Anywhere2S なんと、7ヶ月ほどでチャタリングが発生。まったくもう…。

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