GM シボレー ボルトはエンジンが車輪を回すこともある?

GM「ボルトはあくまでEV」…米メディアに反論 (レスポンス)

ところが、実際にボルトに試乗した米メディアの一部が、「ボルトはある状況において、トヨタ『プリウス』のようにエンジンがモーターとともに、タイヤを駆動するのが確認された。ボルトをEVと主張するGMは嘘つきである」と報じたのだ。

これに対してGMは12日、声明を出して反論。これまで特許上の制約から、ボルトのパワートレインに関して、詳しい説明ができなかったことを詫びた上で、「ボルトのシステムは、モーターがなければ駆動できない。また、ボルトのエンジンとタイヤには、直接の機械的つながりはない。短距離中心の日常走行はモーターだけで足りる。ボルトは基本的にEVである」と、コメントした。

ボルトは、最初に発表された時は、発電用エンジンと駆動輪が機械的につながらない単純な方式だったみたいだが、市販バージョンでは、クラッチと遊星歯車機構を介して、つながるようだ。

Unbolting the Chevy Volt to See How it Ticks (motortrend.com)
volt-v-prius-technologue-illustration from motortrend.com
低速ではリングギアがロックされていて、単純にメインモーター(サンギア)で車輪(プラネタリ)を駆動。
約70mph(112km/h)以上になると、メインモーター(サンギア)回転数が速くなりすぎるので、リングギアのロックを解除して発電機兼モーター(小)に接続して駆動し(てメインモーターを過回転にならないようにし)て、最高速度101mph(162km/h)を実現する。

バッテリーが消耗すると、エンジンが発電機に接続されるが、前述のように70mph(112km/h)以上では発電機はリングギアにつながるので、この場合、結果的に(意図的に?)、エンジンパワーが機械的に車輪に伝達されることになる。

・・・ということか?

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