埼玉県所沢市は指定保養所事業の代替として平成20年度から「あったか湯・遊・楽(ゆーらく)事業」というのを行っている。
市役所で市民に「所沢パスポート券」というのを発行し、利用者は、指定温泉(現在は水上温泉郷と四万温泉郷)の窓口にそれを利用する旨伝えて予約し宿で呈示すると、宿泊料が10%割引になる、というものである。
その10%は所沢市が負担するのかというとそうではない。
「所沢市が保養地指定して宣伝して集客してやったんだから、負けてよね」というものだ。
つまり、良くある、客引きのための割引券のようなものを、市が配布してるだけ、ってかんじだ。
この事業を提案・施行した人たちは「これで保養地予算をゼロ円にできるぜ!」と得意顔らしいが…。こんなの自治体がやるべき事業なのか?という気がする。
単に物品が割引になるというのなら、利用にあまり気後れはないんだけど、温泉宿での宿泊料なんて多分にサービス要素が大きいものの割引を、こういう形で、っていうのは…。サービスの低下とか、どうしても、心配になるんだけど。
所沢人はしみったれだと思われないか?気になっちまうなあ。
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