4年と少し乗った私のプリウスに初の走れなくなりそうなトラブル。
高速道走行中に突然ハイブリッドシステム警告灯が点灯。あわてて非常駐車帯に止め、再起動しても同じ。でもとりあえず自走は出来たので、高速を下りて、まだ地元からそんなに離れていなかったため下道でディーラーに直行。
警告アイコンがエレクトロマルチビジョン(液晶画面)に出たときは、それをタッチしましょう。どういう警告内容か文章で表示されます。わたしはびっくりしてマルチビジョンなんかほっといて説明書を読み始めてしまった…。文句を言うと、アイコンが静的表示だから気づきにくいよ。点滅させるとか「タッチしてください」と出すとかしてほしい。
ディーラーでの診断では、インバータ冷却用の電動ウォーターポンプが壊れて回ってない模様(プリウスにはエンジン冷却系のほかにインバータ冷却系がある)。
ウォーターポンプと、念のためインバータ(プリウスのボンネットを開けると目につく HYBRID SYNERGY DRIVE と書かれた大きな銀色の箱の中)も交換になった。。
真夏や、遠距離出先でのトラブルでなくて幸い…冷却が止まると暑いときなどすぐインバータ逝って走れなくなるらしい。
まだ保証期間内(5年または10万キロ)なので無償修理。
※ウォーターポンプのトラブルは多いようで、9年(走行距離問わず)に保証が延長されている。
プリウスなど ハイブリッド車・12車種 電動ウォータポンプの保証期間延長(toyota.jp)
エンジン冷却用ウォーターポンプは普通にエンジンからベルト駆動なんだけど、エンジン冷却水は暖房にも利用するので、エンジンが止まってる時でも暖房できるように、エンジン冷却系には電動ウォーターポンプもついている。つまりプリウスにはウォーターポンプが計3つある。
エンジンが止まると負圧が使えないから、プリウスはブレーキブースターも電動油圧ポンプを使っている。ブレーキはとても重要なので、ブレーキ系の電源バックアップ用に電気二重層コンデンサ(※)が使われている。
(※ 三代目プリウス ZVW30系からは省略されたらしい)
ハイブリッド車はいろいろ補機が増えて複雑すぎる気はする。
インバータもけっこう発熱するようだけど、暖房にインバータ冷却系も使うようにしたらエネルギー節約にならんのかなあ?現状、暖房のためだけにエンジンが回ると、とてももったいない気がする。
でもそうするとさらに複雑度が増すね…。
この他に私のプリウスは、2年半ほど乗ったところで、ステアリングを切って止まっている状態から(据え切りという意味ではありません)発進したときなどに、「カカカカ」といった感じの異音が発生し、ドライブシャフトを交換している。ドライブシャフトも弱いみたいなので、異音に気がついたら早いうちに(保証が効くうちに)ディーラーに持って行ったほうがいいです。
2010/11 追記。この電動ウォーターポンプ、トヨタは無償交換(サービスキャンペーン)を開始していた。
アルファードハイブリッド、エスティマハイブリッド、クラウンセダン、プリウスのサービスキャンペーン
私のはおそらく2年前の故障時、対策品に交換されたと思うんだけど…まあ、無償だから、また交換してもらう。ちょうど定期点検時期だし。
ハリアー/クルーガーハイブリッドとかは、なぜサービスキャンペーン対象じゃないのかな?
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