Transcendの指紋認証機能付きUSBメモリ JetFlash 220

Transcendの指紋認証機能付きUSBメモリ JetFlash 220 を買ってみた。アマゾンで3,033円。
ちょっと使った感想はこりゃひどい、買わないほうがいいこの値段のシロモノに期待するのが間違いだった」だ。だまされたと思って買ってみる分にはいいかもしれない…。
JetFlash 220は、PCに挿すと、仮想CD-ROMドライブとリムーバブルディスクの、2つのドライブが見えるようになっている。
仮想CDに入っている指紋認証ソフトを Windowsの自動再生機能で起動してもらうという仕掛けだ。
買った直後のものを挿したときは、指紋データをUSBメモリ内に登録したり、そのバックアップをPCに保存する旨要求が出たりする。
自動再生は無効にしたい場合も多いはずで、その場合は、挿したらユーザーがその仮想CD-ROMドライブからソフトを起動しなければならない煩雑さがある。
リムーバブルディスクは内部的に、パブリック部とプライベート部の2つに分割されていて、接続したときにはパブリック部が現れるようになっている。指紋認証ソフトで認証後は、プライベート部のほうに入れ替わる。
しかし、指紋認証情報はAES256bitで暗号化されるとデータシート(そう、TranscendはUSBメモリにもデータシートがあるんだよね、おもしろいね)に書いてあるが、プライベート部のファイルはどうなっているんだろう?暗号化してるんだろうか?明示的に書いてないってことは、してないんじゃ…。
→問い合わせてみた。やはりファイルについては暗号化はされていないそうだ。ググると、データも暗号化されるとミスリードした製品紹介記事が見つかりますね…。
なお、それとは別に、付属の指紋認証ソフトにはハードディスク上のファイルを暗号化する機能は付いているが、その暗号方式・強度については非公開とのこと。
指紋認証ソフトには、指紋リーダを利用して、IE上でID/パスワード入力を行えるようにする機能がついている。
ユーザがID/パスワードを入力するのをフックして、自動入力登録画面が立ち上がるようになっているようだ。これがFirefox使用時に誤動作してしまう。Firefoxが認証ダイアログを出すときにフックしてしまっておかしな状態になるみたいだ。ブラウザ以外にも認証画面っぽいダイアログを出すソフトは誤フックしちゃうのじゃないかという気がする。
→案の定、誤動作することがしばしばあり、閉口する。
指紋認証ソフトは、画面のセンターにウィンドウを出すようになっているが、マルチモニターを考慮していないソフトでよくあることだが、マルチモニター環境では、モニタ間にまたがった位置にウィンドウを出してしまう。
ソフトはテキトーな日本語化がされている。
JetFlash 220 Dialog
USBメモリ単独で、ソフトいらずで指紋認証してくれるようなものがほしいんだけど、そういうのって、ないのかな…。
ソニーのみたいなのも困るが…。
ソニーのUSBメモリに付属する指紋認識ソフトのドライバで、隠しディレクトリがインストールされるとF-Secureが批判した。(ITmedia)

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