ETC割引の疑問

高速道路会社は、ETCを使用することで各種の割引をしている。
しかしなんで割引をしているのか、よくわからない。
ETCを普及させるため、であるらしいが、すでに利用率は60%を超えている。
普及させるためであるなら、もうちょっと普及すると割引は廃止されてしまうのだろうか?

「通勤割引」「早朝夜間割引」「一回の走行距離が100kmを超えるとその走行全区間で割引ナシ」になる制限はいったいなんのためか。
この制限のために、100km以内でわざわざいったんICを降りてまたすぐ同じICから乗り継ぐ・はてはその際にETCカードを差し替えるという、無駄で危険な行為が誘発されるわけである。

「深夜割引」では、深夜割引を効かせるために、路肩やPA/SAで時間待ちをする車の問題はよく言われるところである。
「休日は(ETCマイレージ)ポイント2倍キャンペーン」に至っては、わざわざ渋滞を喚起しようということであろうか?

高速道路会社は、妙な制限の多い各種割引によってユーザーが乗り継ぎをしたくなる状況を自ら作り出しておきながら「ETC割引の乗り継ぎ 自粛求める」(response.jp)などと言っている。
せめて通勤割引や早朝夜間割引では、「100km分は割引」にすれば、わざわざ乗り継ぎをするよりはそこそこの割引でいいや、と考えるユーザーも少なくないのではないか?(特に100kmをちょっと超える程度の旅程のユーザーは)。
そもそも、鉄道や航空機などと異なり、定期定時運行しているわけではない高速道路の走行に、現状のような割引制度は無理があるのではないだろうか?

後記。その後2009年7月から、通勤割引・平日昼間割引については、100kmを越える走行の場合も、100km分までは割引適用に変更になり、乗り継ぎしなくてもそこそこ割引が効くようになった。

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