バッファローの無線LANルータを修理に出した

バッファローの無線LANルータ WZR-RS-G54HP のファームウェアアップデートをしていたら、20分ほど待っても完了しない。やむをえず電源を再投入したら、起動しなくなってしまった。

しょうがないのでバッファローに修理に出してみた。保証期間は過ぎていたので、フラッシュ再書き込みの手数料っていくらなのかなあ、と思いながら。
そしたら返ってきた見積もりは「基板交換・¥16,000」だった。(ちなみにWZR-RS-G54HPはまだ売っていて、アキバでは¥15,800で売ってる店があった)

実は修理に出す前に、この無線LANルータの出荷時デフォルトIPアドレスにpingを打つと、応答は返ることは確認していた。つまりこれのLinuxカーネル程度までは立ち上がってきていて(後記。ブートローダーでしょうな、生きているのは)、でもそのあとが(フラッシュの内容が壊れていて)うまくいってないのだと思われる。

基板が死んでるわけじゃないと思う私は、なんで基板交換になるのか納得できず、再度回答を要求した。数回FAXをやりとりして返ってきた回答は、
「修理センターでもファームウェアの書き込みは製品内部のファームがちゃんと立ち上がった状態でないと行えず、基板上のフラッシュに直接書き込みする手段がない。そのため基板交換となる」
ということであった。

ふーん、ファームアップデートに失敗したら基板交換するしかない機械もあるってことね…。そういうことはちゃんとアナウンスしておいてほしいと思った次第です。ユーザがやるのと同じ方法でしかファーム書けないなんてなー。

コメント

  1. ひゅ〜 より:

    機械って観点で眺めると、ソフトウェアが破損してオシャカ扱いになるってイマイチだよねぇ。クリップでバスを取り出して他のCPUでシステムを乗っ取って直してしまいたいトコロなんだが、今のはそーもいかないんだろうな。壊れた機器を開けてみると修理する気になれない構成しているものも多いしねぇ。せめてフラッシュチップが外せたらねぇ。コストなんだろうなぁ…

  2. YAMAZAKI Akihiro より:

    JTAGかなんかでの、ファクトリーレベルでのFLASH書き換え方法ぐらいあるんじゃないかと思ってましたが、サポートの話を信用すると徹底的にコスト削減してるらしいですね。
    修理キャンセルしたんで、もどってきたら、いちおう、ばらしてみるか…。
    まあ、もっとも、ファーム書き換えに失敗する時点で、これがヤバイ個体であった可能性は、あるかもしれんですね。

  3. つるぞお より:

    そーねー。初回ロットだけ心配だから外部書き込みコネクタ付けといて、その後削除ってパターンかな。これで5~10円位安くなるんで。ファームはあるんだしMPUの回路図追って自分で線繋いで書き込んだら?

  4. YAMAZAKI Akihiro より:

    たぶんそんなパターンで、パターンだけはあるんじゃないかと(笑)
    ファームはあるとは言ってもべた書きじゃだめだろうし、めんどくさそうではあります。

  5. YAMAZAKI Akihiro より:

    各種ルータ等 Linuxベース機器のオープンソースファームウェアを作って公開してしまうプロジェクト、OpenWrt http://openwrt.org/ で、
    このルータ WZR-RS-G54HP もサポートされていた。
    http://wiki.openwrt.org/Ope
    tftpでファームを書き込む手順が書いてある。
    私の WZR-RS-G54HP は、webサーバは起動しないがpingは受け付ける状態だったので、ダメモトでやってみたところ、なんと書き込めて、起動しました。
    すばらしい…。

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