脱UW-IMAP (Dovecotに移行中)

私は6年ほどUW-IMAPを使ってきた。メールボックスがmbox形式だと激遅→mbx形式にコンバート→それでも1フォルダ1ファイル形式はやっぱり遅い…ので、いい加減他のimapサーバ、Maildir形式をサポートしてるものに移行したくなっていた。

移行を考えていたここ2年くらいの間に、RedHat/FedoraCoreに採用されているimapサーバは、UW-IMAP→Courier-imap→Cyrus-imap→Dovecot とめまぐるしく変わってきたようである。いったいどれを覚えればいいんだヨ!ってな状態だったが、どうやら時代の趨勢はDovecotになってきたのだろうか?
余談だがDovecotとは「ハト小屋」の意だそうだが、なんて発音すればいいのだろうか。ドベコット?なかなかうまいネーミングだな…

というわけでDovecot / Maildir形式に移行中です。

しかしCentOS4.3の dovecot-0.99.11-2.EL4.1.rpm は、日本語(ISO-2022-JP)の検索が通らないようであった。ちょこっとググってみたら、どうも0.99の初期にはそういうバグがあったようだ。

dovecot 1.0 beta5 を落としてきてコンパイルして入れてみたら(configureしてmakeするだけ)、日本語検索も問題なく通ったので、それで使用中である。dovecotは設定ファイルもわかりやすくて、好感触。


で、頭が痛いのは、いままでUW-IMAPで運用してきた mbx形式フォルダをMaildir形式にコンバートする作業である。

移行が必要なメールサーバはうちには2台あって、そのうち1台はサーバ自体のリプレースと重なっていたので、2台のサーバを併存して動かしておいてMUAのほうでメールをコピーしちゃうという手抜き作業で逃げた。

もう一台のほうはさすがにサーバのほうでコンバートをやりたい。

むかしのUW-IMAPには imap-utils/mbxcvt というのがあったが、現在はそれは uw-imapに同梱されているmailutil というプログラムに置き換わっている、と、いうことになっている。 ググってみてもmailutil copy でmbox形式にコンバートできていた人もいるようだ。でも手元でやってみたらmbx形式でコピーされちゃうようシクシク。

mailutil.1(man) を見てみたら、「mailutil copy するとmbx形式になる」って書いてある。なんでだ!それじゃあmbxcvtの代替にならないじゃん!
UWはそんなにmbx形式使わせたいのか?mbxのどこがいいんだ?

しょうがないので古ーいimap-utils のソースを引っ張り出してきてコンパイルしようとしたらuw-imapのいやらしさ(作者の方々すみません)でc-clientライブラリが必要だから古ーい(uw)imap-2002あたりのソースも落としてきて…と、ごちゃごちゃと作業中であります。

mbox形式にしてしまえば
Juri Haberland さんの mb2mdで簡単にMaildirに変換できる。

コメント

  1. Kazu より:

    初めまして。
    私もdovecot(0.99~)でIMAPサーバ上での日本語検索が行えなくて困り果てておりましたが、こちらの記事を参考にdovecot1.0のベータ版をインストールして、うまくいきました!
    ありがとうございました~♪
    TBもさせて頂きます。

  2. hako より:

    icatというプログラムでmbx->mboxできますよ~。
    当方もUW-IMAP→dovecotで苦労してます。

タイトルとURLをコピーしました