単文節変換

日本語を入力するとき、私は昔のなごりで、単文節で変換をする。富士通FM-11を使っていた頃は、FM-16β用の親指シフトキーボードをわざわざ買ってきて、親指シフト入力をしていた(FM-16βのキーボードはFM-11の上位互換であった)。私は富士通のワープロOASYSは嫌いだったが、ローマ字入力に比べればはるかに効率的に入力できる親指シフトは好きであった。さすがにいまはもう諦めてローマ字入力をしているが、でもキーボードはASCII配列のものを使っている。
(いまでも細々とPC/AT互換機用親指シフトキーボードは売られているわけだが、それらはOASYSのキーボードを模している。前述のように私はOASYSは嫌いだ。FM-16βのキーボードは、親指シフトとパソコン用キーボードとの折衷案のようなもので、なかなか私の好みに合っていたのである。PC-9801シリーズ用にアスキーが売っていたアスキーボードのようなものだと言えば、分かるひとにはわかりやすいと思う)
話をもどして、単文節変換の話だが、いまどき単文節で変換をする人は、もしかしたらすごく少数派なのだろうか?
私は普段WindowsXP上でATOKを使っているのだが、ATOK、単文節で変換をすると、ものすごくバカなのである。バカというかなんというか、辞書学習がおかしいのである。「おいおいそんな語おれ最近使ってないじゃん」というような変換結果が平気で出てくるのである。
私は文単位での変換は嫌いなのだ。一発で変換できなかったときの再変換作業が面倒でしょうがないのだ。いくら「最近は賢くておおむね一発で変換できますよ」とか言われても、ミスったときの再変換作業には、なにかすごくいらだちを覚えるのである。だから最初から単文節で変換をしたいのだ。
それと、文全体をひらがなで打っていくということ自体がなにかもう感覚的にイヤなのである。未変換状態ながらもひらがながずらずらと並んでいる様を、見たくないのである。
単文節野郎を見捨てないで欲しいと思う。

コメント

  1. ひゅ〜 より:

    わはは、ワシも同じ。文節どころか熟語変換が多い気がする(笑
    やはりATOKは使わない。文章一括変換だと間違いに気がつきにくい。完璧な変換はおそらく永遠に不可能だよね。
    16βJISキーボード@FM-11派でした。結局仕事で不特定なキーボード触らないといけなかったので、それが最善だったんです。変に賢い道具って使いづらい。と、感じてしまうのは歳なんかな?
    熟語野郎も見捨てないで欲しいな(大笑

  2. YAMAZAKI Akihiro より:

    なんでATOKが変な変換をするのかよくわからないんですよね…。
    やっぱり仕事をするとあまり変わったキーボードを使い続けるわけにもいかなくなりますよね。
    といいつつ英語キーボードを使っているあたりがまだ解脱しきれていない。
    日本語キーボードは使いもしないキーばかり多くていやです。間違って押しちゃうと知らないモードになっちゃうし。

  3. ひゅ〜 より:

    ATOKは入力確定済の前の文章(単語?文節?)も見ているようですね。ひょっとすると画面(バッファ?)も読んでいるかもしれません。客先のIME(FEP?)や辞書にも依存するわけはいかない。
    cannaやwnnでもすばやく入力しないといけない(苦
    やっぱ単文節でするのが実用的ですな。

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