「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」を、T・JOY大泉(東京都練馬区大泉学園)のDLPシネマで鑑賞。
ストーリーについては、エピソード4につなぐ必要があるのはわかりきっているので、みなさんだいたいわかってらっしゃるのではないかと思うし、観てない人の楽しみを奪ってもいけないので、書かない。ここで書くのは主にDLPシネマについてである。
私はエピソード2もやはりここのDLPシネマで観た。そのときはまず「字幕やエンドロールが全く揺れない」のに、なるほどフルデジタルであると感心した。絵もクリアなのだが、フィルム信奉者?には抵抗ある絵かもしれないとも思った。
今回は私もちょっとDLPシネマに慣れたのか、ところどころでジャギー(ぎざぎざ)を感じてしまった。パドメ(ナタリー・ポートマン)のお鼻とか。
DLPシネマは当初SXGA解像度(1280×1024ドット)でスタートした。ホームシアター用の単板+カラーホイール式ではなく、RGB3枚のDMDパネルを使用した3板式である。
このパネル解像度だとアスペクト比は5:4になってしまうが、もちろんアスペクト比あわせの為にパネルの一部を使って投影する、というような無駄なことはせず、アナモフィックレンズにより光学的にアスペクト比を変えて投影している。だから縦方向の解像度は現状では十分だろう。(えーと、肝心の映像ソースの解像度はどのくらいなのか、確認してません。すみません)
しかし横方向の解像度は、1280ドットではちょっと寂しい。これでは今となってはホームシアター用プロジェクタの、それも実売20万円未満クラスの普及機の解像度だ。(ちなみにDLPシネマ映写機の価格は1200~1600万円程度するようだ。これは映写機単体価格であって、この他にスイッチャーやらハードディスク映像送出機やらが必要なのだ)。
で、昨年あたり、TIが2Kと呼ぶところの2048×1080ドットDMDパネルを使用したDLPシネマ映写機が登場したようである。これでやっとハイビジョンと同等(若干上回る)スペックですね。最近DLPシネマを導入した映画館は2K機を入れているようだ。
T・JOY大泉はわりと初期からDLP上映をしているので、SXGA映写機のままなのだろうか?
→電話して確認してみた。
やはり2005/07/26時点では導入当初からのSXGA映写機だそうだ。しかし、この夏中にも2Kが導入される予定であるとのこと。うーむ…ちょっと複雑な気分だ。2Kが入ったらまた行ってみようか??
DLPシネマはけっこうトラブルもあるようで、「機材不調のため本日はフィルム上映になっております」という場合も多々あるようだ。ぜひDLPシネマで観たい、という向きは、事前に映画館に電話で聞いておいたほうがいい。
エピソード3の日本語字幕は、ちょっと無神経であると思った。
おなじみのオープニングロール(A long time ago in a galaxy far, far away…)の際には日本語字幕が縦書きで出るのだが、その際フォントが横書き用のままであってガタガタである。
通常の横字幕になっても、ルビが漢字からズレていたりして気になる。
また、一カ所漢字変換ミスと思われる箇所があった。「聖域」とあったが「星域」の間違いではないか?
コメント